衛星による観測、測位、通信を中核とする宇宙インフラの整備が進む一方で、携帯電話による地上ネットワークが爆発的に拡大しています。衛星画像やデジタル地図といった背景情報も世界的に整備・公開が進んでおり、どこで何が起きているのか、何がどう活動しているのかを迅速に把握・解析できる環境が整いつつあります。
こうした環境変化は、地上での観測やデータ収集だけを前提に展開されてきた様々な社会公共サービス*の革新および再構築を行うポテンシャルを持つものです。このチャンスに、個別システム・設備をそれぞれ展開するだけでなく、宇宙インフラと地上インフラを統合しながらサービスを革新および再構築を行うことを目的としています。
(*防災・災害対応、都市・交通管理、物流管理、営農支援、森林管理、公衆衛生、海洋資源管理)
宇宙空間、空中、地上から様々な情報が観測測定されています。宇宙工学を始め、リモートセンシング、衛星測位、衛星通信、などの知識と技術をスペシャリストが教えます。また技術的な知識のみならず、宇宙を利用するための宇宙法についても学ぶ機会を提供します。そして、観測や計測される多くの情報を整理、マッピングして可視化、分析するGISを利用できるようになります。システムデザインとマネジメントを身につけることで、そこにある問題や潜在的な課題を解決する計画を立て、実行することができるようになります。GESTISS の取り組みのひとつで、人材育成を行う国際教育プログラムとして、 G-SPASE プログラムを始動しています。対象となる空間は世界です。グローバルに活躍しましょう。