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23

OCT

2016

2016 第6回マンスリーチュートリアル開催

2016.10.23 13:00 - 17:30

  • CATEGORY: マンスリーチュートリアル

第6回マンスリーチュートリアルは、10月23日に東京海洋大学越中島キャンパスにて開催し、総勢28名の学生が参加しました。2つの招待講演を実施後、11月25日に開催されるG空間EXPOでの発表練習(各チーム3分)、学生プロジェクトの議論が行われました。

はじめに、産業技術総合研究所・人間情報研究部門の持丸正明氏から「人間機能のビッグ&ディープデータに基づくB2C製造業のサービス化」と題して、メーカー、小売店、ユーザー間における製品の価値創造についてお話しいただきました。事例として、ヤマハ発動機株式会社のレジャー用船舶や小松製作所のGPS付クレーンについてご紹介いただきました。加えて、ヒューマンインフォマティクスを利用したIoTサービスの創出、サービス創出までの社内外の障害について解説いただきました。

次に、European GNSS AgencyのDr. Ir. Peter J. Buistによる「全地球航法衛星システムガリレオの開発プログラム」の講演が行われました。EU GNSSプログラムはEuropean Commission、ESA、European GNSS Agencyの3組織によって支えられています。2020年、衛星30基体制の運用を目指してプロジェクトが進んでいます。欧州各地に12カ所、Exploitation Headquarter、Core Infrastructure、Service Infrastructureを担う施設が点在しており、ホームページのGNSS Service Centerは181ヵ国、 7万1000人の訪問者数を記録しています。 他国の全地球航法衛星システムとの相互運用性を強化していくため、利害関係者と調整するGalileo Reference Centerも設立されているとのお話をいただき、欧州全土をあげてプロジェクトが盛り上がっていることが窺えました。

招待講演後、企業の方々を前に学生プロジェクトの研究成果を発表するG空間EXPOに向けた発表練習が行われました。アジアにおける基準局の設置、位置情報サービスを利用した災害時の避難経路提示、タクシープローブを利用したタクシー混雑状況の把握、マラリア発生地域の特定、トイレの出入り状況確認サービスの設計、UAV空撮による島のココナッツヤシ本数の把握といったテーマについて各チームが準備を進めました。日本人と外国人に対する分かりやすい発表資料の提示、短時間に言いたいことを伝えるためにキーワードを強調すること等が確認されました。

今後、10月末に向けた学生プロジェクトの中間レビュー、11月25日に未来館で開催されるG空間EXPOに向けたTED-STYLE形式の成果発表が予定されています。

持丸正明氏 Dr. Ir. Peter J. Buist

学生発表練習(1) 学生発表練習(2)

学生発表練習(3) 学生発表練習(4)

学生発表練習(5) 学生発表練習(6)

学生発表練習(7) 学生発表練習(8)

学生議論(1)

学生議論(2)